2007年5月31日木曜日

Picasa2 使い方のポイント

ヘルプなどの解説書を全く読まないでPicasa2を使って見たところ疑問に思うことが多々出て来ました。その都度、ヘルプで解決して来たのですが、最初から知っておいた方が効率的です。そこでPicasa2を使う上でのポイントをまとめて見ました。

(1)Picasa2で行ったカラー補整などはあくまでPicasa2上の話であって、オリジナルの画像には何の変更されていないと言う事です。
これまで使って来たソフトの多くは「上書き保存」とか「名前を付けて保存」でオリジナルのファイルをどうするか決めます。もし何も保存しないでくソフトを終了させてから、再起動して先に行った画像を見ても、オリジナルのままです。

所がPicasa2の場合は、先に行った変更がそのままの形で表示されてしまうので、一瞬「アレッ!」と思ってしまいます。そこで心配になり、オリジナルの画像をエクスプローラで見ると何ら変更されていません。

(2)「フォトトレイ」にある画像を一括して別ファイルで保存したい時は「エクスポート」を使います。
保存先の既定値は「マイ ピクチャ/Picasaのエクスポート先/Picasa2で選択されているフォルダ名」になりますが、変更可能です。

(3)「ファイル/名前を付けて保存」は通常慣れ親しんでいる保存法と同じです。

(4)縮小画像の上の方に見える「変更を保存」はカラー修整などを行った画像をオリジナル画像に置き換えられます。但しオリジナル画像が消えて無くなる訳ではなく、同じフォルダの中にOriginalsと言うフォルダが作られここにオリジナルのファイルが保存されます。 このフォルダはPicasa2側から見ると隠しフォルダとなって表示されないのですが、エクスプローラではきちんと表示されるので、元の画像を見たくなった時でも対応可能です。

(a)このフォルダにはPicasa2で修整をした画像が2枚あることを示しています。


(b)この意味は「同じフォルダの配下にOriginalsと言うフォルダを自動で作って、この中にオリジナルの画像を保存しますよ。」と言うことです。


(c)確認したい時はエクスプローラを起動し、このOriginalsの中を見ます。そうするとここにオリジナルの画像が入っていて、変更した画像は2007_05_30フォルダに入っているのが分かります。


この様に保存に関しては複雑になっています。あちこちに点在している画像をBloggerに投稿する場合、その画像は一旦「エクスポート」してから、Blogger又はPicasa2から行うと良いでしょう。
もし今までと同じ感覚で画像を扱いたかったならば、「ファイル/名前を付けて保存」を選択します。
なお「ファイル/コピーをコピーを保存」は画像修整した結果がfilenamae-1と言う形で同じフォルダに保存されます。(この場合は保存フォルダを選択する事はできません。)

(5)エクスプローラではあるのにPicasa2では表示されない画像が出てきます。これは250×250以下の画像は表示されないようになっているからです。デジカメから取り込んだ写真を管理・編集するという観点からはそれで良いのかも知れませんが、他のソフトで一度変更したのを再度Picasa2で修整しようと思うと??となってしまいます。その時は「表示/小さい画像」を選択すると解決します。どこかにそのオプションがあるのかなと思い、探したとしてもこの「小さい画像」は分かり難いです。「250pix以下の画像も表示」と言うのが本来の意味です。